あなたは急に具合が悪くなったり、事故にあったりした時に行く病院を決めていますか?もしそうでないならすぐに決めましょう!それによってあなたの今後の人生を大きく左右することになるかもしれません。今回はなぜ病院を決めておくべきなのか、私の経験からその理由をお話します。
Contents
交通事故は突然起こる!
事故したのは慣れない場所
私が事故したのは不慣れな場所でした。その日は普段勤めているお店の隣店舗へ応援に行く予定だったのです。そのお店はいつもとは反対方向にありました。
事故後はパニック
乗っていた車が横転するほどの事故でしたが、幸い意識はハッキリしていて歩くこともできました。ただパニック状態で何が起こったのかも分からない状態。言われるがまま救急車に乗り込みました。
「どこか行きたい病院はありますか?」
救急車に乗って個人情報を確認された後、まず聞かれた質問がこれです。私はてっきり救急車は運ぶ病院が決まっていると思っていたのでビックリしました。不慣れな場所だったこともあり、大きな病院の名前すら出てきませんでした。
救急救命士は病院に早く送り届けるのが仕事
事故後は急変しやすい
事故直後は興奮状態にあって、痛みを感じないことも少なくありません。また外傷性によるものだとすぐに症状が出ないものもあります。そのため見た目が普通でもいつ急変してしまうか分からない状態です。
救急救命士は病院に送り届けるまでが仕事
救急救命士は、急病やけが人が発生した場所から医療機関に搬送するまでの間に、傷病者を観察し必要な処置を施すプレホスピタルケア(病院前救護)を担う医療国家資格です。
一般社団法人救急救命士教育施設協議会HP
救急救命士は一部の医療行為は可能ですが、医者ではありません。救急救命士のお仕事は患者さんを受け入れてから病院に送り届けるまでの間の観察義務です。
場所より時間を大切にする
救急救命士にとって大事なのはスピードです。できるだけ早く患者を病院に送り届けるかが大事になります。つまりどこがその患者にとって最適な病院かを調べることは義務ではないのです。
患者自身が病院を指定したり、問い合わせた病院を受け入れてくれなかったりなどといった場合はある程度の距離があっても搬送してくれるでしょうが、そうでない限りできるだけ近くの受け入れ可能な病院を探します。
事故したその後
搬送時間は約5分弱
運ばれた病院は古い小さな整形外科でした。搬送時間は恐らく5分もなかったと記憶しています。そのまま検査室に向かい、そこで救急救命士さん達とはお別れしました。
忙しくて痛みを感じる暇もない
CT検査をし、特に異常なし。念のために1晩入院しました。その日は横転した車のレッカーや出勤予定だった会社への連絡、自動車保険会社に連絡などやらなければいけないことばかり。まだアドレナリンも出ていたと思います。痛みを感じるよりこれからどうしようとばかり考えていました。
「帰りたければどうぞ」
一晩眠れない夜が続き、朝一番に診察がありました。そこで言われたのが「帰る?まだいる?帰りたければどうぞ」でした。どうにも判断がつかず、このように聞かれると言われるということは病院にいる必要はないのかと思い、帰ることにしました。
蓋を開けてみたら…
転院先で驚かれた
事故にあってから3か月、最初に運ばれた病院で治療しました。しかし体調の悪さは悪化するばかり、不安になり、転院することに。転院先で今までの経過を話すと驚かれました。どうやら入院治療が必要だったらしく、即日入院が決まったのです。
地元では評判の悪い病院だった
治療が長びく中、応援に出勤予定だったお店のスタッフがお見舞いに来てくれました。そこで聞いたのが、病院の悪い評判。地元ではかなり有名な人気のない病院だったらしいです。今現在、そちらの病院は廃院になっています。
事故後3か月は治療に大事な時期
私は事故後、急性期と呼ばれる大事な3か月間正しい治療を受けられませんでした。その結果、約7年にも及ぶ入院・治療が必要になり、今でもむちうち症(外傷性頚部症候群)と闘っています。
信頼できる医者をみつけておこう!
ぜひ事故や急病など何かがある前に信頼できる病院をみつけておきましょう。また旅行先などお出掛けされる時は旅行先の周辺にある病院もチェックできたらいいですね。できればクリニックより病院をおすすめします。
事故に遭わないのが一番ですが、予想外に起きるのが交通事故です。備えあれば憂いなし!後悔しないためにも今すぐみつけておきましょう。
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