自動車保険に弁護士特約を付けていらっしゃいますか?なんであっても保険に特約を付けると毎月の金額が上がるので、どれをつけてどれをつけないかはよく考える必要がありますよね。色々な特約がある中「弁護士特約」だけはつけることをおすすめします。では事故経験者の私がその理由を詳しくご説明していきましょう!
こんな方にピッタリの記事です!
・車を所有している方
・自動車保険に弁護士特約をつけるか迷っている方
Contents
弁護士特約とは?
弁護士費用を保険会社が負担
弁護士特約というのは、一言でいうと「弁護士に支払うお金を自動車保険で支払ってもらえる」というサービスです。
弁護士費用に含まれるもの
保険会社の契約によって多少異なりますが、多くの保険会社では弁護士への相談料として最大10万円、弁護士費用に最大300万円を上限としています。訴訟などが絡む複雑な事故でない限り、上限額を超えるケースはあまりないからです。
弁護士費用に含まれるもの |
・弁護士への相談料 ・着手金 ・成功報酬 ・日当 ・交通費やコピー代などの実費 ・手数料 |
弁護士特約の適用範囲は?
適用される人の範囲
- 保険の契約者本人
- 契約者の配偶者
- 契約者と同居中の家族
- 別居中の契約者の未婚の子ども
- 契約している車に同乗していた人
事故した時には子ども達2人が同乗していたのですが、子ども達も問題なく弁護士特約を使うことができました。
弁護士特約が適用されるケース
- 契約自動車に乗っていた場合
- 契約自動車以外の車に乗っていた場合(バス・タクシー・友人の車など)
- 自転車に乗っていた場合
- 歩行中に事故に巻き込まれた場合
2回目事故をした時、私の車には弁護士特約を付けていませんでした。でも夫の車の自動車保険に弁護士特約がついていたので費用の負担なく弁護士さんと契約を結ぶことができましたよ。
弁護士特約が使えないケース
- 事故当時に弁護士特約に入っていなかった場合
- 重大な過失が認められる場合
- 事故の加害者の場合
- 地震や噴火、津波による事故の場合
- 自動車事故とは関係がない場合
重大な過失が認められる場合には無免許運転や酒気帯び運転などが含まれます。また故意に起こしたと分かるような事故も対象範囲外ですよ。
最近注目されているあおり運転もその1つだね!
でも過失があったとしてもそれが重大なものでなければ使うことができるんだよね?
そうそう。だいたい事故っていうのは過失があったから起きるようなものだからね。また過失割合が相手より大きい場合も使えますよ。
保険会社によっても契約内容が違う
これは自動車保険に限ったことではありませんが、契約している保険会社や保険の内容によって契約は異なります。
対象となる金額や範囲も変わりますので、ご加入中もしくは検討している会社の規約をかならずチェックしましょう!
特に事業用の車での事故の場合、弁護士特約を使えないとしている保険会社も多いので、お仕事で車を使いたい!と考えている方はその部分も必ず見るようにしてくださいね。
弁護士特約を付けるメリット
手続きや交渉を任せることができる
交通事故の場合、手続きや示談交渉のために何回も自分や相手の保険会社とやり取りをしないといけません。事故の治療と同時に進めていかなければならず、それは精神的にも大きなストレスになります。
また治療をしてもよくならない場合には後遺症の手続きも必要になりますが、素人がするのはとても難しいです。
保険会社とのやり取りは体調優先にしてもらえない
私は一度目の事故の時に弁護士特約を付けていませんでした。事故の影響で頭痛と吐き気に悩まされ、トイレで吐いてばかりの毎日。そんな時でも全て自分で保険会社の対応をしなければいけませんでした。
自分の納得のいく結果に近づけてくれる
自分が契約している保険会社は決してあなたの味方ではありません。保険会社はどんな形であれできるだけ保険会社として支払う金額が少なくてすむ方法を提案してきます。つまり必ずしもあなたの意に沿う形で解決してくれるわけではないということです。
一方弁護士はあなたの側に立ち解決しようとしてくれます。もちろん相手があることなので弁護士を付けたからと言って全てがあなたの望む通りになるわけではありません。しかし少なくとも取りうるベストな解決策を提案してくれるはずです。
知らないことに付け込んで不安をあおる
交通事故に詳しい人はそんなにいないと思います。それは保険会社の人もよく知っています。
私も事故に遭った時、ほぼ知識はゼロでした。私の事故は完全にもらい事故という状況。しかし保険の担当者は「相手は過失を認めていない。このままだと裁判になるかも。体調悪いのに裁判に出られるの?早く解決したくないの?」と不安をあおってきました。
その当時、体調が酷く悪かったので、最後はもう諦めの境地で相手の要求をのみました。あの時相談できる弁護士さんがいたらもっと違う結果になっていたかも。同じ結果でも不安に感じることなく終わることができていたかなと思います。
慰謝料が大幅に上がる
慰謝料が保険会社から提示される額より大幅に上がる可能性が高くなります。それは弁護士さんに依頼することで慰謝料の計算が「弁護士基準(裁判基準)」という高い基準が適用されるからです。
慰謝料の計算には3種類あります。
・自賠責基準
・任意保険基準
・弁護士基準
保険会社が独自で決めている任意保険基準は自賠責基準に比べたら高いけど、それより弁護士基準はもっと高くなります。その額は約2倍以上とも言われています。
弁護士特約をつけるデメリット
保険料が特約をつける分高くなります。保険によっても異なりますが、だいたい年間1,500~3,000円くらいかかるケースが多いです。
自動車保険を使うと保険等級に関係が出てきますが、弁護士特約を使ったからといって、翌年の保険料が上がることや等級が下がるなんてことはありません。安心して使ってくださいね!
弁護士特約をつけて万が一に備えよう!
自動車事故に遭うと、治療や車の修理などいろいろな事を短時間で同時進行で進めなければいけません。特に体調が悪い中、冷静に物事を決めていくのはとても大変です。
年間数千円程度の負担がありますが、実際に事故に遭ったらそれ以上のお金や労力を使うことになります。ぜひ弁護士特約に入って、不安のない車ライフを送れるようにましょう!
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